2019年8月3日土曜日

『天気の子』見てきました

こちらの公式ブログを作ったのは2年半前。
作って早々放置してしまっていたのですが、ブログを再開しようと思います。


先日、仕事帰りに話題の新海誠監督の最新作『天気の子』を見てきました!
ネタバレにならない程度に内容を書きますと、
この映画は何か月も雨の止まない東京が舞台のファンタジー映画で、その舞台で描かれる男の純情が見どころです。
この男の純情の部分がとってもよかったです。
10代の少年にとっては、女性のことはまさにミステリー。
「何か月も止まない雨」っていうのは超ミステリー現象なわけなんですが、奥手な男子にとっては女の子のことも長雨と同じくらいわからない。ちょっと話すだけでもドキドキだし、女の子の部屋になんて行った日にはもうパニック…!
少年主観メインで描かれるので女性キャラがミステリアスなんですが、少年の思い込みと現実にズレがあることを丁寧に描いていくやさしい目線が良かったです。少年の思い込みと現実にズレがあるのは、ヒロインだけでなく他の人も全部そう。10代の少年には他人のことや気持ちなんて全然わからないものなのです。(ぼくもそうだった!)
大人になるってそういうことだよねー、とホロ苦い気持ちを思い出しつつ楽しみました。
高校生の時にその他大勢だった元・ダメダメボーイズ達にとっては刺さる映画なんじゃないかなー。時として社会と対立してしまう、青春の衝動を肯定してくれる点もうれしかったです。
パロディー/オマージュ表現がちりばめられているのも見どころで、「映画が好きで作っているんだなー」というのがビシビシ伝わってきました。
あと、絵もすごくて、18mもある巨大スクリーンで見たのに背景の細かい部分が細かすぎてよく見えませんでした!(笑)
この労力と情熱、ホントスゴイです。
ちなみに余談ですが、雨のやまない街で思い出すのはガルシア・マルケス『百年の孤独』。ファンタジックな事件が起きているのに描写は写実的で、その特徴的な筆致は「魔術的レアリズム」とも評されています。ちょっと新海監督と通じる部分があるかも?


『天気の子』公式サイト

2017年1月26日木曜日

ブログを新たに作り直しました。
日々の生活で感じたことなどを書いていく予定です。